山梨大学工学部では、
ヤンチャな子供を束ねるガキ大将、ではなく
他の学生をリードする「学大将」を生むことを目指した
面白いプロジェクトが実施されています。
「学大将」を生む工夫として、
4月に入学したばかりの1年生に
少し落ち着いた後期の10月から
自主的に研究を始めてもらいます。
(自主的、というのがポイントです。)
もちろん、学生が研究を進めていく際には
教員がしっかりとサポートします。
講義だけでも大変なのに
さらに研究をするなんて、
と思うところですが、
そんな学生が10人に1人くらいはいるのです(!)。
立派な「学大将」候補です。
先端材料理工学科でも、
「nano やまなし」、
「電波の活用」、
「クリスタル材料科学」、
「人の感性とユニバーサルデザイン」、
「ティーチサイエンス」、
以上、5つのテーマで
それぞれ若干名の学生を受け入れます。
中でも「ティーチサイエンス」は
先端材料理工学科の教員が中心となって
今年度から新しくスタートしたテーマです。
高校理科の教員を目指す学生が集まり、
理科の教材を研究開発していく場となります。
先週と今週、各テーマの説明会が行われ、
先端材料理工学科の学生も数名出席したようです。
彼らが自主的に研究を進め、
日頃学んでいることの本当の大切さに気づいて、
他の学生を引っ張っていってくれることを期待しています。
[参考ウェブページ]
統合能力型高度技術者養成プロジェクト “自発リーダー(学大将)を生む環境作り”
* 人物写真については、本人の承諾を得て掲載しています.
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