2015年度の研究室所属学生が決まりました.

4月1日に研究室配属が確定し,
研究室に新たなメンバーが加わりました.
2015年度版研究室メンバー表をアップしました.

新所属生歓迎会の様子

新所属生歓迎会の様子

今年度の4年生から,
先端材料理工学科の学生が正式に所属となりました.
昨年10月からインターンシップ制度で
6名が来てくれていましたが,
その6名に3名を加えた9名が研究室に所属することになりました.

今日も研究室ゼミで自己紹介をしてくれましたが,
元気が良く,研究にも前向きで期待の新人です.
楽しく健康に素晴らしい活躍をしてくれるように,
スタッフもサポートして行きたいと思っています.

(文責: 内山)

卒業論文発表で大竹君が学科長賞,修士論文発表で神田君が専攻長賞を受賞しました.

卒業・修了証書授与式で研究発表賞の表彰があり,本研究室の神田進君が修士論文発表で専攻長賞,大竹卓弥君が卒業論文発表で学科長賞を受賞しました.おめでとうございます.

少し彼らの苦労話を..(私内山から見ての話です)

神田君は最後の一月,文字通り研究室に泊まりこんでの研究でした.これまでの経験上,装置部品の一つがかなりもろく数週間持つか分からないということで,動いているうちにデータを取るため徹夜の日々が続きました.明日壊れるかもしれないという緊張感の中,優先順位をつけて測定を続けていくのは気力体力共にすり減らすものだったでしょう.何度か疲れのピークを迎えて,その度に新しい実験結果が出ていたのが印象に残っています.研究の神様は,やはり見ているんでしょうね.発表賞とはなりませんでしたが,神田君と一緒に研究を行った学部4年の篠原君,袴田君のがんばりも大きかったでしょう.3人が先輩後輩の垣根を超えて激論を交わしているのが,傍から見ていてうらやましかったです.

大竹君は4年次1年を通してコンスタントに頑張っていた印象があります.実験系はほぼ出来上がっている状態からのスタートでしたので,大竹君には実験系をフルに活かした高度な測定と解析が求められる状況でした.関連する論文を読みながら,長時間かかる測定をこなし,また講義実習ではあまりやってこなかったコンピュータ言語を一から勉強して解析に用いていました.教員から見て,まだもっと出来たというところはもちろん沢山あります.そう思うのは,大竹君が学部生でありまだ研究1年目であることを忘れてしまうからかもしれません.修士課程でのさらなる頑張りを見たいという意見を良く聞きましたが,この4月から晴れて就職ですので,新天地でのご活躍を心より期待しています.

もうすぐ新年度です.新たな研究室学生が加わって,今回受賞した彼らに負けず劣らず,いやもっと飛躍した研究がなされていくように,スタッフとしてサポートして行きたいと思います.
(文責:内山)

後期から研究室に8名の学生が新たに所属しました.

研究室所属と言えば春4月ですが,
この秋10月から新たに8名の学生が研究室に所属しました.

4月に所属したのは学部4年生ですが,
今回所属した8名のうち,
6名が学部3年生,2名が学部2年生です.
学部3年生は研究室早期配属「インターンシップ研修」で,
学部2年生は教育プロジェクト「キャリアハウス」で,
我々の研究グループを志望して所属が決まりました.
研究室の年齢層の幅が広くなって不思議な感じです^^

学部2・3年生は,学部4年生と比べると,
まだまだ講義も多く,自由な時間は少ないですが,
講義の合間や夕方以降の時間を利用して,
各自の研究テーマを持って活動します.
時間が全てではなく集中力が大事,ということで,
新所属生の活躍に大いに期待しています.

(文責:内山)

○ 新所属生をメンバー表に加えました.
http://www.szr.yamanashi.ac.jp/lab/hori/wordpress/members

研究室学生3名が応用物理学会で発表しました.

応用物理学会@北海道大学で,
堀研の学生が3名発表を行いました.
M2の大久保君,三輪君,M1の西川君の3名.
共同で研究をしている居島研の大橋君も発表しました.

ぎりぎりまで実験や解析をして,
発表原稿を作ったのは直前という頑張りでした.
現地に行ってからは学会と,北海道を満喫し,
今後の研究を進めていく上で
プラスになることを沢山吸収したと思います.

研究を頑張って,そしてさらに遊ぶ,
というのが大学生の醍醐味ですね.
(文責:内山)

札幌着.ラーメン横丁へ.

札幌着.ラーメン横丁へ.

学会公式懇親会@サッポロビール園

学会公式懇親会@サッポロビール園

いよいよ,ポスター発表

いよいよ,ポスター発表

大久保君ポスター発表

大久保君ポスター発表

発表後,打ち上げ!

発表後,打ち上げ!

今年度の新メンバーが決定!

4月2日に今年度の新メンバーが決まりました.
その日すぐに新人歓迎会を行いました.
良く来てくれました,歓迎!

まだ数日しか経っていませんが,
健康に前向きにやっていこうということで,
新人のみなさんの素晴らしい活躍を祈ります.

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研究室のメンバー表を新しくしました!
http://www.szr.yamanashi.ac.jp/lab/hori/wordpress/members

卒業・修了式が終わりました.

3月20日に山梨大学 卒業・修了式が行われました.今年度は,小林研を合わせて,修士7名,学部生5名が卒業,修了しました.おめでとうございます 今後の素晴らしい活躍を心よりお祈りします

卒業した学部生5名のうち3名が修士課程(本研究室)に進学します.修士1年は実質的に研究の中核ですので,立派な先輩を見習って充実した日々を後輩と協力して過ごしてくれればと思います.

今年度の卒論発表,修論発表では,それぞれ,西川君,石倉君が優秀発表賞を授与されました.研究発表の際の教員採点を元に,各学科,各専攻より数名選ばれて授与されるものです.おめでとうございました.日頃の発表技術の研鑽の賜物と思います.

本研究室では毎週1回の研究室ゼミにて,各学生が取り組んでいる研究について研究発表を行ってもらっています(学部4年生は後期から).その発表の度に,何故研究をしているのか,について良く考え直してくれればと期待しています.教員に言われたことは所詮受け身ですので,研究の背景や目的を語られるようになるには,学生本人が自分の言葉で研究内容を理解し,その時点でのベストの発表をして常に批判を受ける必要があると考えています.この研究室ゼミが,実験作業よりも辛い,と感じる学生も多いようです.この辛さは,とても健全な感覚だと思います.

新年度,新たな研究室学生を迎えて,研究がさらなる発展を遂げ,同時に,学生が素晴らしい成長を果たすことを祈念します.

雪が大変でした.

内山です.

雪が降った2月14日・15日は,
卒論発表会を17日・18日に控えた
本当に直前の週末でした.
週末の間に卒論発表会の延期が決定しましたが,
卒論発表会直前という異常事態に
さらに生活出来るかどうかの異常事態が重なり,
見ていてかわいそうなぐらいでした.

その彼らの発表も20日・21日に無事に終わり,
研究室としてはあとは論文提出が残るだけで,
3月下旬の学会発表をする人以外は
もうすぐ一息つけます.

この大雪が起こってすぐに思い出したのは
他でもない東日本大震災です.
比較は難しいですが,山梨県にとって,
一時的に大震災を超える異常事態となりました.
大震災の時は,一部の地域での停電や損壊があった気がしますが,
ただただ東北から伝えられてくる映像に驚くばかりで,
その後に計画停電と定常的な物流の滞りはあったものの,
自分たちは楽をしている,という感覚がありました.
少なくとも生活は出来ていました.
その時のことを思って少し冷静になれた気がします.
冷静に,出来ることから無理せずやっていくこと.
ただ,もちろん最初はこんな大雪になるとは思いませんでした.
当初は最大積雪30cm弱という予報もあり,
なめていました.
夜の時点で,降っている間も
雪かきをしようにも,したそばから数cmレベルでどんどんつもり,
諦めざるを得ないような状況になり,
深刻さが徐々に感じられました.
ただ,夜に一度雪が弱くなったので,
これで終わってくれるのでは,と予想しました.

15日朝になって,外を見て絶句しました.
関東近県で大雪と言っても,
大抵は外を見て綺麗だなと思えるレベルなものです.
今回の雪は,量,が余りにも予想を超えていて,
文字通り夢を見ているようでした.

facebook等で県内の方々が皆同じような状況と知り,
徐々に実感が湧いてきました.
幸い一週間前の大雪
(あの大雪でも本当にびっくりしたんです.
一生こんな雪は見れないだろうからって写真を何枚も撮りました.
一週間後にその雪をはるかに上回る積雪を見ることができました..)
の際に雪かき用のシャベルを購入していたため,
雪かきをしようという気になれました.
本当に道具は大事です.
割りと多くの方が同じような状況だったと思います.
近所のホームセンターでは,雪かき用シャベルが
14日の時点で既に売り切れていました.

積雪は1mを超えていたので,
周りの状況が分かりません.
道路を人が歩いているらしいのですが,
車が通れるような状況なのか全く分かりませんでした.
とにかくは人が一人歩ける道を道路まで作ります.

雪をかく,ということは,今回まで,
腰よりずっと下,ひざ下の雪を
ちょこっと横によけることを意味していました.
今回の雪かきは,エイヤと槍を刺すように
シャベルを雪に水平に差し込み,
自分の身長まで雪を打ち上げる,
という全く異質なものでした.

道路まで何とか出て,また唖然としました.
本当に,どこもかしこも雪でした.
道路が,どこかの公園の大きな広場に雪が降った!,
みたいな感じで,車の通った後などなく,
人が歩く道がほそぼそと連なる状況でした.

除雪について知識は誰もないと思いますが,
見よう見まね(?)でまずは通り道を作って,
自家用車の上の雪を何とか横にずらして,,,
とか何とかやっているうちに,何度目かの唖然.

雪をかく先が無いんです.
雪をかく先が既に1mを大きく超える高さになり,
シャベルで雪をその高さに打ち上げるのが困難.
雪国の方はどうされているのでしょう..
未経験なことで全く分かりませんでした.
多くの場所で同様な状況になっていました.
単純に計算して,
1mを超える積雪があった場合,
道路の半分を開けるには,
それ以外のところに2m積み上げる必要があります.
実際にあらゆる場所がそれに近い状況になり,
それ以上はどうしようもなくなりました.

これは大変だぞ,と思って一日目は終了.
スーパーは全て閉店.
コンビニは開店しているところもあるが,
ものは殆ど無い(という井戸端会議を聞く).
学生を含めて,食料を買い置きしていない
人はどうするんだろうと思いました.

テレビでは幹線道路で立ち往生する車が映し出され,
自分たちはまだ楽を出来ている,と思った気がします.
不思議なことに,雪かきをしていた街の人達は
皆明るく作業をしていました.
想像を超える状況を前にして,
笑ってなきゃやっていられない,
というところもあったかもしれません.

次の日,朝,少しは雪面が低くなったので,
道を広げていきます.
シャベルの使い方にも少し慣れました.
市からの放送があり,市民の方の除雪へのご協力を云々,
出来る範囲で頑張らねばと思いました.
雪を小学校の校庭に捨てて良いということでしたが,
車を出せないのにどうやるんだろう,
と純粋に不思議に感じました.

スーパーに電話すると10時から開店するとのこと.
行ってみると行列で,それでも開店後中に入ると,
食材が有りほっとしました.
その後,数時間でそのスーパーから生鮮食品は無くなりました.
その辺りから報道機関が街の情報を集め始め,
スーパーの開店情報がテレビに流れるようになりました.
状況は良くないが,何となく大丈夫そうだと思えました.
スーパーが日にちをずらして開店していったことが,
いわゆる「買いだめ」の防止に役立ったように思います.
3日は我慢しようと考えて,
なるべく買い出しに行かないようにしました.
落雪や道路状況を考えると外に出るのにリスクがありました.

この状況からの復旧はテレビ等で伝えられている通りです.

地域のつながりの底力を見た数日でした.
幹線道路以外の道路の正常化は,
慣れない市民の手によって行われたと言って良いと思います.
日に日に開かれていく道路を心の支えに,
ただただ,中央道の開通を祈りました.
甲府という盆地にある食料が
徐々に減っていくのを想像するのは容易でした.
一日経つと心の平衡がどんどん保ちづらくなります.
2月17日23時の中央道開通は,
関係者の方のギリギリの努力でなされたと思いますが,
あれが17日であったか18日であったかで,
安心感に大きな違いがありました.
本当に感謝しました.

東日本大震災の際に感じたことをまた思います.
研究が出来ているということは,
様々な支えのもと可能になっているのであり,
本当に有難いことなのだということ.
学生と共に,少しでも意義のある研究が出来るように
努力する心持ちを新たにした数日間でした.

今年を振り返って

今年も残すところ後1日となりました.
ひどく冷え込む日が続いていますが,
星が綺麗で,甲府らしい冬の日です.

研究室としては,
12/25(クリスマス!)に卒業研究中間発表会と研究室忘年会を行い,
翌12/26に研究室の学生居室の大掃除があり,
今年の研究室の活動納めとなりました.

今年,特に4月からを振り返りますと,
研究がいろいろな進展をして,
それと同時に学生が予想以上に成長した1年でした.

詳しい研究内容はこちらでは書けませんが,
大きく分けて6つある研究グループそれぞれに,
これまでに無い,そしてこれまでずっと得たかった
研究結果が出てきた年だったと思います.

修士2年の学生が7名在籍していて,
彼らが修士1年,学部4年を良くリードして
研究結果を呼び込んでいると感じます.
修論発表会が2月頭にありますが,
その発表へ向けてのラストスパートで
さらに素晴らしい成果が一気に出るでしょう!

彼らが体調を崩さずに,満足の行く研究が出来ることを
心から祈っています.

(文責:内山)

今年の夏休みも高校生向けの実習を行うことになりました.

ここ数年,夏休みに県内の高校生が研究室を訪れてくれて,
一緒に実験を行うという機会があります.
研究室の学生に手伝ってもらうのですが,
教えると育つ,というのは事実で,
とても良い刺激になっているようです.

今年のテーマは「ナノ探針を用いた原子観察」です.
金属の細線をナノメートルサイズまで尖らせてナノ探針を作製する実験と
その先端形状を電子顕微鏡で評価する実験,そして最後に,
走査型トンネル顕微鏡へ自分で作ったナノ探針をセットし原子面を観察します.

うまく行けば良いです.
うまく行かないのも実験で,それはそれで楽しいです.
ただ,高校生にとってチャンスは一回なので,
うまく行った方がやはり良いです.

世の中には,原子を見た人と,原子を見ていない人,の2種類の人がいる,
という当たり前のことを毎回言いますが,
何かの時に,自分は原子を見たことがあるんだ,という事実が,
心の支えになることもあるかもしれな,,,それは無いかな.

▶ 実習テーマの簡単な紹介

(文責: 内山)

風邪は引かないのが一番

風邪が引く学生が最近多いです.
私たちの研究室では,
風邪を引いたら研究室に来てはダメ,ということになっています.
無理してこじらせるよりは良く休んだ方が良いのと,
研究室全体がダウンするのは避けなければならないからです.
風邪を引いたら,やりたい実験を考えながら,
家で悶々としていなければならないのです.

研究室に入ると講義が減り,不規則な生活になりがちです.
とは言っても,山梨大学では大学院の講義は午前に集中していて,
学生はそれに出るために生活リズムを比較的キープし易いです.
ただ,学年が上がると,夜中に実験して寝ないで午前の講義に出る,
という技を使い始める学生が出てきますが..

まだ若いですので,様々な生活リズムがあっても問題ないです.
ぎりぎり風邪を引かずに充実した研究生活を送ることが
最高の幸せだと思います.

(文責:内山)